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個人開発継続に必要なのはやっぱり「やる気の有無ではなく環境づくり」

ご無沙汰しています。nabettuです。
Anotionローンチから半年くらい経ちました。その振り返り的なのも兼ねて記事を書きます。
私も今まで個人で色々作ってきたんですが、今回は比較的「作って終わり」じゃなく「継続的に開発を続けられて」います。
継続して週10時間以上を使って現状9ヶ月くらいアップデートを休まず続けられているのは多分今まで最長かも?
 
そこで友人から「個人開発のやる気が続かないのだけど、今回Anotion続けられているのはなぜ?」というのを聞かれたので、今までの個人開発での反省を活かして続けるために意識して取り組んできたことを整理したいと思います。

そもそもやる気・モチベーションは結構あるんじゃないか

個人開発なんていうしちめんどくさいことをわざわざ積極的にやっているような変人達なので、そもそもモチベーションはあるんですよ。
今回はそういう、すでにゼロイチでの開発は出来てるけど、継続アップデートがあまり出来てない層の人向け。
そういう人たちの根本原因は「やる気が出ない」こと以外なんじゃないのかなと。
やる気が無いのではなく、大きく分けると
  • やる時間がない
  • 優先度が低い
  • そのサービスに飽きてる
の3つのうちのどれかに当てはまってしまって、継続した開発ができないんじゃないのかと思いました。

Anotionを作る上で意識してきたこと・行動したこと

上記3点それぞれについて私は以下の対策を打っていました。
  • 時間がないとそもそもできないので、仕事を減らして時間をとっている
  • お金が発生しないと優先度が下がるので、最初から収益が見込めるものを作っている
  • 伸びないとつまらないので、NoCode・Notionという伸びている潮流に乗せたサービスに&未完成でも使ってもらう
それぞれについて書いていきます。

時間を作る

当たり前の項目ですが、これが一番ハードルが高いw
結局モチベーションだけを頼りにして、睡眠時間を削ってHPを減らすか他の趣味の時間を減らしてMPを減らすかになってしまうと長期的に辛くなってきます
もちろん可処分時間が多い方であれば全然大丈夫なんですが、私は子育てもあってなかなかまとまった時間を取るのは難しい状況でした。
そのため「一時的に収入が下がることは覚悟して、仕事を減らす」決意をしました。(それ結局HP,MPの代わりに貯金減ってるやんというのはさておきw)
別にそこまで大掛かりでなくても「気が向いたときにやろう」とかでなく「毎週日曜日の午前中は個人開発」などスケジュールをロックしてしまうようにするなど、色々時間の確保の方法はあると思います。
また、スキマ時間・空き時間で少しでも続けられるようにとりかかるハードルを下げるのも大切ですね。(布団の横にノートPCを置いておいて、起きれなくてもとりあえずPCをつけるとか)

収益を出して優先度を上げる

時間ができたとしても、結局他の仕事が差込みで入ってきたりしたらそっち優先になっちゃうんですよね。
特にフリーランスの優先度は「お金がいくら発生するか」で決まりがち。。。なので無給労働になりそうな個人開発は優先度がどんどん下がっちゃうんですよね。
ということで最終的に「自分のサービスで一定の収益を得ること」を目標にしていることもあり、自分は「ちゃんと収益が見込める」のを前提にサービス開発をしています。なのでAnotionではあえて「ユーザーを拡大させるフリーミアムでなく有料プランのみ」のサービスとしています。
ユーザーがついたらついただけ収益が発生することもあり、開発の優先度は自ずとアップします。するとしっかり時間を取れるのでユーザーサポートなどにも時間が取れるようになって現在良いサイクルが回せて来ています。

伸びるものを作る、使われる状況にする

Anotionは
  • NoCodeブームに乗れるサービス
  • Notionに付随するサービス
の両面で、いまからの伸びしろがあるサービスだと思っています。
まだ開発できていませんが予定しているデザインのGUIエディターができると「コンテンツをNotionで、デザインをAnotionで管理」というのが可能になりNoCodeのWeb制作サービス市場にガッツリ名乗りを上げられるようになると思います。(頑張りたい!)
また、Notionは今年中に
  • 日本語対応
  • APIのオープン化
することが予定されています。これらでユーザーが増える可能性が高いことや、他のサービスとの連携が広がりますので、新しい使い方が生み出される過渡期が来ると思われます。そうなるとまたAnotion自体も今とは別な使われ方をするようになるでしょう。私自身が今後のAnotionにワクワクできるサービスとなっているので、開発の手が止まることは無いと思います。
そしてサービスとして作るものはまだ沢山ありますが、それでも今まで最低限の状態でも公開することで人に触ってもらいフィードバックを得られて来ました。フィードバックが定期的に得られる状態を作れれば飽きることなくプラスな改善を続けられます。
実は公開前にも何度も挫けそうになりましたが、運営者ギルド内でβ版のフィードバックをたくさん頂きなんとか開発を継続できました。未完成でも触ってもらうことが大切ですね。

まとめ

Anotionでの具体例とともに
  • 時間をとる
  • 収益をしっかり得られるようにする
  • 伸びるものを作る・未完成でも触ってもらう
という、なんか見返すと若干「そんなの最初からできたら苦労しない。強者の理論だ」みたいになってしまっていますが・・・w
それぞれ「作って終わりにならない、継続的に開発を続けるために必要なこと」だとは思いますので、できるところから取り組んでいってもらえればと思います!
 
以上です。
みなさん個人開発、はりきってやっていきましょう!!!
 
===以下宣伝です!===
 
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