Notionは"SaaS疲れ"を解決する救世主となるのか
ペライチアドベントカレンダーの18日目です!
SaaS疲れとは
みなさんチームでのドキュメント管理ツールは何を使っていますでしょうか。
年月が経つほどチームでの情報管理は煩雑になりがちだと思います。
例えば整理するデータに合わせてツールを使い分けている、というチームの場合以下のようになっていたりしませんでしょうか。
- テキストはDocBase
- プロジェクトごとのTodo管理はTrello
- 日付を可視化するものはGoogle カレンダー
- ガントチャートはGoogle Spreadsheet
などなど、、、
色々なSaaSツールが登場し、それぞれのタスクに特化したツールが世の中にたくさんあります。
しかしそれによって「目的に応じて様々なSaaS・ツールを使い分ける必要が出てきて、それぞれの使い方を覚える・布教するもらうだけでも大変」というのが昨今よく聞くようになってしまったSaaS疲れです。
また、ツールが増えれば増えるほどデータが分散してしまって「何がどこにあるのかわからない」という状況になってしまうという問題も同時に発生してしまっています。
今回の記事はその問題をNotionが解決してくれるかもしれないという記事になります。
※またこのためにNotionの使い方を覚える・布教する必要があるのが大変心苦しいですが、そこは大変申し訳ありませんw
Notionにすべてまとめてしまってもいいかもしれない
Notionをご存知でない方もいらっしゃると思いますので、Notionに関する説明も書いていきます。
Notionは”All-in-one workspace”と謳っているツールで、ドキュメントだけでなく様々な情報を管理するための機能が豊富にそろっています。
テキスト情報を管理
- ほぼマークダウンの書き味
- 見出しや箇条書き、文字装飾
- 画像添付、コードスニペット
などなど、、、ドキュメント管理に必要な機能はすべて揃っています。
また、複数人でリアルタイムに同期して作業ができるため、オンラインであればデータのコンフリクトなどは発生しません。
表現力豊かな”データベース”
そして前述したような
プロジェクトごとのTodo管理はTrello 日付を可視化するものはGoogle カレンダー ガントチャートはGoogle Spreadsheet
というようなデータも、なんと全てNotionで表現できます!
Notionではテキストの他に「データベース」という枠組みで以下の形式で情報を管理できます。
- リスト形式
- テーブル形式
- ギャラリー形式
- カンバン形式
- カレンダー形式
- ガントチャート形式
そしてそれらの表示形式をシームレスに切り替えることができるのがNotionの素晴らしい点です。
更にデータベースと銘打っているだけあって
- 集計、データ合成
- データベース同士のリレーション
- ソート・フィルター・グループ化
など文字通りデータベースとしての機能がかなり揃っていて、それがすべてGUIでポチポチするだけで管理できます。
Notionに統合することで、情報を「利用したいシーンに合わせてツールを変える」から「利用するシーンに合わせて表示方法を変える」という方式に変えられるためスイッチングコストがとても低くなります。
またその恩恵として情報の一貫性も取りやすくなりますし、検索性も向上します。
ということで、Notionさえ覚えれば今後情報整理に関して新しいツールを導入する必要もなくなり、SaaS疲れも軽減されていくのではないでしょうか。
もちろんNotionですべて解決するわけではないですが、、、
私もNotionにデータを統合することでツールを行き来しなければならないというペインはかなり解決しました。
ただ、何でも自由に詰め込めるという特性上、整理整頓しないとがちゃがちゃのおもちゃ箱状態になってしまうのでルールを決めて定期的に整理する必要はあります。
また、情報にはフロー型の情報とストック型の情報があり、Slackを利用していると発生するフローな情報はつかめません。そこはNotionが買収した https://automate.io/ に期待して今後うまく自動化できていけるといいと思っています。
最後にちょっと宣伝
そしてNotionを導入しているチームにオススメのツールを作っているので、その宣伝を書いて終わりにしようと思います!
弊社ではNotionのデータを使うことでWebサイトを作る事ができるサービスを開発・運営しております。
Wraptasを利用することで、社内の情報をすべてNotionに統合した次に社外に出す会社のWebサイトもNotionで管理できるようになります。
例えばコーポレートサイトや採用情報を掲載しているWebサイトも、ちょっとした変更をエンジニアに頼まなければならないという状況になっていないでしょうか。
Wraptasで管理していればNotionのコンテンツを書き換えればそのままWebサイトの情報も書き換わるので管理がとても楽になりますので、ぜひNotionをご利用の方はご検討よろしくお願いします!